能力開発工学、教育−なんでもQ&A
Q16
 評価はどうするのか? どう考えればよいのか? 知識のテストは無意味か?

A16
 現在の「評価」というと、学習者が目標に達したどうかを指導者がテストをしてチェックするというのが、一般的です。

 最近、学校教育では、その評価を他人と比較する「相対評価」でなく、その個人の変化をみるための「絶対評価」を行うようになってきました。

 本来、評価はあることができるようにしてなってもらうために、行うのであって評価をして終わりでは無いはずです。また現在の評価は、単なるペーパーテストでどれだけ知識を記憶したかをチェックしているだけの場合が多く、学習にとってマイナス面が多くなっているのが現実です。

 自主的な学習、行動的な学習にすると、自分で学習の目標をつかんで、その目標に少しずつ近づくように、やってみて、考えていくようになります。学習者自身が自分で自分の力を確認して次のステップへいくようになっていれば、自分自身で評価をしていくことになり、あとで評価のためのテストなどする必要がありません。

 知識の伝達が目的であると、どれだけ伝達できたか、暗記できたかはペーパーテストをしないとつかめないが、行動が目標でその行動を段階的に作っていくのであれば、その時点その時点で評価をしていることになり、学習者本人がもっともよくわかるものとなるということです。

 生徒の評価、学習者の評価は自分で評価できるように学習の中に組み込むとして、あまり行われないのが「教育の評価」、「指導の評価」です。学習者が目標にたどり着けないのは、学習者の責任ではなく教育を作った側の責任であることが、問題にされません。

 学習者の評価をするより、教育によって学習者が目標までたどり着いたかと調べる「教育の効果測定」、そして行った教育が適切であったかを調る「教育の評価」を行うことが教育を計画、実施した側の責任であろうと考えます。

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