能力開発工学、教育−なんでもQ&A
Q3
 知識がないと行動ができないのではないか? 講義・実習という流れは絶対に必要だ。電気の理論を知らなければ、テスターが使えない?

A3
 知識は、先人が経験したことを文字、言葉にしたものと言えます。例えば「電気は流れる」という電流の働きは、電気に関していろいろ実験した人(たち)が、経験した現象を流れていると表現するのがもっともよいと思った結果である。学習者がその経験がないところで、「電気は流れる」という言葉を聞いても、別な現象を思い出すに過ぎず、新たな概念をつかんだわけではないと考えられます。

 学習者にとって、同じ現象を経験するほどはなくとも、それに近い経験をすることによって、知識が自分のものになるのです。

 テスターが使えるようになるのは、理論を知っているからではなく電気の性質をつかむ経験をすることによって、本当にできるようになるのです。どのような経験をする必要があるかが問題で、初めからに理論を知らずとも経験はできるはずです。これまでの経験でわかることから、やってみて考えて、またやってみるようにしていくこと、これが一番必要な事です。。

 「電気が流れる」ということを、言葉で知っている人は多いですが、それは言葉だけで知っているだけです。実際には、電気の流れは川の流れのようなものではなく、また目には見えないものですから、どうしてもそう考えざるを得ないと実感する経験をする必要があります。

電気がわからない、苦手であるという人は多いのですが、これは知識を与えているだけの教育が多いせいであると思わます。

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